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蓮先輩の、熱い・・・。僕で興奮してくれてるのかな?
そうだったら、いいな。嬉しいなぁ。気持ちいいなぁ。幸せだなぁ。
なんて回らない頭で考えてたら。
「ん・・・っ、結翔、腰動いてる。可愛い。気持ちいいか?」
なんて言われて。その時初めて自分の体が蓮先輩のソレに擦りつけるみたいに動いてしまっている事に気付いた。
「あ・・・ぅ、きもち・・・です。ご、ごめな、さい・・・っ!きもち、くて、からだ勝手に動いちゃう・・・」
止めようと思っても腰がカクカク動いちゃうの、止められなくて。ちゅーに浸って閉じていた瞼を持ち上げると、優しく擦られ続けていた胸の突起が解放されて。触っていた手がそのままお腹を伝って下に向かうのが視界に入った。
「可愛い・・・。結翔、ココもちゅーってしてんな?」
「へ・・・?あっ!んぁ・・・、おっきぃ・・・っ!」
その手の動きを目で追っていると、蓮先輩の手が、ピタってくっついていた僕のと蓮先輩の逞しいソレをまとめてギュッて握ってしまって。
初めて見た蓮先輩のソレは凄く大きくて。僕のとくっ付けているから差が凄く分かってしまう。格好良い人はこんな所まで格好良いんだ、なんてちょっと感動しつつ、こんなの本当に僕のお尻に入るんだろうかってちょっと不安にもなったけど、すぐに蓮先輩が一緒に握ったまま扱き初めて。
大きな手と熱くて逞しいソレに挟まれて刺激を与えられて、直接的な快感が僕を襲う。
「あぁ・・・っ、ひゃ、あっ、あっ、んぅ・・・っ!」
「コッチも、ちゃんと可愛がってやろうな」
僕は喘ぐことしか出来なくなって、あっという間にイっちゃいそうになってるのに。蓮先輩は扱く手をそのままに反対の手で胸の突起をくにくにと弄りだした。
「ひゃぁあっ!ま、まって!いっしょ、だめっ!」
「は・・・っ、大丈夫、そのうちコッチでもイケるようになろうな?」
「あぁっ!ダメっ!だめぇ・・・っ!イっちゃ、イっちゃう・・・っ!」
耳元に蓮先輩の吐息がかかる。それにもまた煽られて僕は上り詰めてしまって。
「ん・・・、イイよ。イッて」
耳に直接注ぎ込まれた言葉と同時に、胸の突起をキュッて摘まれて。
「───・・・ぁあっ!」
背をしならせ、蓮先輩の手に勢いよく白濁を吐き出してしまった。
真っ白になった頭とビクビクと少し震えたままの身体ではぁ、はぁ、と兎に角酸素を取り込もうと必死で呼吸を整えようとしてたんだけど。
「可愛い・・・。ごめん結翔・・・もう少し、付き合って」
「へぁ・・・っ!だめっ、まってっ!イッたばっかぁ・・・っ!んぁあっ!!」
息を整える暇も与えないまま蓮先輩がゴシゴシと2人のソレを扱きはじめて。
イったばっかりで敏感になってしまっている身体には刺激が強すぎて、瞳には生理的な涙がゆらゆらと溜まっていく。
強すぎる快感にイヤイヤって首を振るとボロりと涙が瞳を飛び出して一瞬視界がクリアになった。
───その瞬間、蓮先輩の余裕のない、少し上気したえっちな表情が目に飛び込んできて。
その表情に、なぜだか誰も触った事の無いお腹の奥がキュンってして、ぐわって一気にまた上り詰めてしまった。
「んぁっ、あっ、れ、れんせんぱ・・・っ、また、またイっちゃ・・・・・・っ!」
「ん、俺も、もう・・・っ!」
「んんんんぅ・・・っ!!」
「・・・っ、は、ぁ」
びゅくびゅく、と混じった白濁が2人のお腹を汚して、つたい落ちていく。
その光景がまたえっちで。
ぼぉっとしたままそのえっちな光景を眺めていたら、僕より先に息を整えた蓮先輩にシャワーで流されてしまった。
流れていく蓮先輩の精液が、なんか勿体無いな、なんて。
僕、自分でする事とか殆ど無かったから性欲とかほぼ搭載してないのかと思ってたのに、蓮先輩相手だとえっちになっちゃう気がする。
もっともっと、蓮先輩に、僕の奥まで触ってほしい、なんて。
「ごめんな、結翔。最初は普通に洗うつもりだったのに結翔が可愛すぎて我慢できなかった。初めてはちゃんと布団で始めようと思ってたのに。」
脱力した身体を蓮先輩にシャワーで綺麗にされながらぽやんとしたまま蓮先輩の言葉を心の中で繰り返す。
なんで蓮先輩が謝るんだろう?僕は嬉しくて、気持ちよくて、幸せなのに。それに、僕は全部蓮先輩のなんだし。
「ぼく、蓮先輩とえっちできるの、嬉しいです。気持ちくて、しあわせで、もっとってなる。それに僕の身体は全部蓮先輩のなんだから何してもイイんですよ。だから謝らないでください」
「うぐ・・・っ!結翔・・・それ、わざと言ってる?」
蓮先輩の胸元に擦り寄りながら思った事をそのまま口に出したら、そんな事を言われて。
わざと?ってキョトンとしていると、ふー・・・って蓮先輩が大きな溜息をこぼした。
「・・・・・・だよなぁ。天然ってすげぇな。あー・・・ぐっちゃぐちゃに気持ちよくさせてトロトロに溶かしてぇ・・・」
「蓮先輩?」
小さな声でブツブツと何かを呟いた蓮先輩。聞こえなくて、呼びかけたけどチュッてキスを落とされて。
そのまま姫抱っこされて、檜のお風呂の中に連れて行かれてしまった。
・・・なんて言ったんだろう?って気になってたのに、檜のお風呂の中で後ろからギュッてしてもらえたのが嬉しくて、幸せで。
まぁいいや、って考えるのをやめちゃった。
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