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仁美は勝利を確信した。
これでタランチュラを壊滅されられる。
友人の仇を討つことも出来る。
しかし警察を恐れていた押尾勇気のことだ。これは罠かもしれない。
最悪の場合、摘発に行ったら自分は犯されるかもしれない。
そう思いながら仁美は生田署の宿直室で仮眠を取った。
翌日、仁美は違法風俗店へと向かった。
押尾勇気の話ではキャバクラと聞いていたが、見た目はどう見ても風俗店である。
受付に行くと、一人の男性が受付をしていた。
「君が、昨日の胡蝶アリサさんですね。押尾君から話は聞いています。こちらへどうぞ。」
仁美はVIPルームと思しき場所へと通された。そこには豪奢な調度品が並べられており、ソファの近くには大人の遊びをするためのマットが敷かれていた。
少し待つと、押尾勇気がVIPルームに入ってきた。しかし押尾勇気の手にはスタンガンが握られていたのだ。
「テメェ、サツだな!良くも俺を騙しやがって!」
「はいはい。私は見ての通り警察官ですよ。押尾勇気くん、観念しなさいッ!」
仁美は警察手帳を押尾勇気に掲げた。
「それはどうかな。俺は武器を持っているんだ。」
押尾勇気にスタンガンを当てられ仁美は気絶した。それは古谷善太郎が摘発に入る30分前のことだった。そして、仁美はそのまま押尾勇気とともに何処かへと連れ去られた。
ここはどこの倉庫なんだろうか。
潮の香りがするから海の近くなのだろう。
アタシの躰は縛られている。
口には何かが装着されている。だから声を上げる事もできない。
「おはよう、婦警さん。今の気分はどうかな?」
アタシに押尾勇気が声をかけてきた。
「んー!」
「しまった、猿轡を噛ましているから喋ることが出来ないんだったな。アハハッ!ところで。君、スタイル良いし、このまま僕が犯しちゃおうかな?」
その言葉を聞いてアタシの心臓の鼓動が早くなった。
このままだと押尾勇気に犯されるかもしれない。
アタシは覚悟を決めた。
そして瞼をそっと閉じた。
服が脱がされていく。
乳房を揉まれ、何かがアタシの躰の中に入っていくような感触を覚えた。恐らく押尾勇気の股間にぶら下がったモノだろう。
「お前、中々の名器を持っているな。サツのオンナとは思えない。」
――こうして、アタシは押尾勇気に犯された。
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