第三話 標(しるべ)

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第六天、北部。 「えっ……!?」 「な、なんだ……!?」 死の天使達も動揺していた。情報を聞き出す為に捕らえていた悪魔も、突然消えたのだ。目の前で消えて行く悪魔に、サバオトやエラタオルも驚愕していた。 「な……!?」 「そんな、何故……!?」 「隊長、他の場所にいる隊員から報告です! ここだけじゃなく、天界中に突如出没していた悪魔達が、今度は消えている、撤退していってるそうです!」 「は!?」 「なんですって!?」 「……」 その報告を聞いてドミエルは思案し始めた。思い当たる節はある。 「……これで、確定したか」
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