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暫く射的やボールのゲームで遊んだあと、ゴーカートに大智と乗り、コーヒーカップに藤堂と乗った。
さすがに立て続けに乗って、夕貴は少し疲れてしまった。
「ちょっと休憩してなよ。大智と二人で何か乗ってくるから」
藤堂が言った。
「え?」
夕貴は、驚いて藤堂を見た。大智も驚いている。
「いいの?俺とで」
「ああ。乗ろう」
藤堂は、そう言って空中を足漕ぎで進む自転車のような乗り物に向かって行った。
二人の後ろ姿を夕貴は、ぼんやり見る。
正確には、見とれた。
二人とも本当にカッコイイ。
俺とは、釣り合わないよ…
そんなことばかり考えてしまった。
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