#1 個体番号801号

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 ヤオはそのまま進み、ドアをオープンにする。扉は開きセクション39に着いた。今度は閉め忘れないようにする。  ヤオ「しまった。」  別に扉がしまった訳ではない。俺が封鎖用の扉を、閉め忘れたのだ。急いで戻って確認するとすると、オート設定なので、既に閉まっていた。ややこしいシステムだ。  ブイ『注意前の確認忘れを、検知しました。』  ヤオ「注意前だ。」  ブイ『注意前です。』  ヤオはセクション39に到着した。扉も入念にチェックする。 ______セクション39  ヤオ「視程は暗く良好とは言えないが、この下部がセクション40のはずだ。」  ブイ『暗視機能の有効化を推奨します。』  ヤオ「おい待てよ。そんなものがあったのか。」  ブイ『標準アプローチでは、推奨されません。』  俺は52パーセントだと、半ば設計者に怒りを覚えたが、何の意味もないので、先に進むことにしたのであった。  ヤオ「ブイ。暗視機能の有効可だ。」  ブイ「暗視機能を、有効可しました。」  視程距離が広がり、楽になった。俺は部屋角の下部デッキへの、封鎖用シャッターが閉まっていることが分かった。点検用通路の扉からほぼ対角線上にある。視程距離は重要だ。
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