狼さんは戻りたい

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翌朝目覚めても騒は部屋に帰ってきていなかった。 騒が部屋を出てからもう5日も経つ。これまでもちょくちょく戻らないことがあったが5日ともなると何かあったのではないかと不安になる。 朝から少し憂鬱な気分になりながら、顔を洗い、朝食を摂る。 黙々と食べて皿を片付ける。 制服を着て鞄を持ち、靴を履く。戸締まりをしてからカードキーをポケットの中に入れる。 ここ最近はそれなりに授業を受けるようになっていた。 そのおかげかわからないが、授業中に行われるミニテストの点数も上がってきた。 クラスの奴らも俺に慣れてきたようで酷く怯えられることはなくなった。 天気は快晴。程よく吹く風が横を通り抜けていく。 俺は軽い足取りで校舎に向かって歩き出した。 ————————————————————— 狼夜 優(ろうや ゆう) 身長178センチ オカン系一匹狼くん 灰色の髪。元々は長かったが、不良と呼ばれるようになってからはバッサリと切った。今は短め。ピアスを両耳一個ずつつけている。目は黒色。クール系の顔。 目つきは悪い。血液型はA型。
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