#007 くんくん、とても良い香りが ―― スイカズラ ――

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#007 くんくん、とても良い香りが ―― スイカズラ ――

2022.05.17 田舎道、またまた散歩途中、薮から何か香っていました。 964c0b3d-8fe0-458e-a44f-d7319bb2680b 甘くて、かすかに涼しげな、妙に気になる香りです。 つるのような枝に、白くて細長い花がたくさん咲いていました。 9e6a6897-a1fd-40f9-bcc3-9ac1079259d2 近づいてみると、黄色っぽい花も。 3255fd14-3798-4d81-aef1-87f276cdd09c 花の長さは3センチ弱。 どうも、咲いてすぐは白く、徐々に黄色になるようでした。 これぞ、スイカズラ。 スイカズラ科スイカズラ属。 花を摘んで、蜜をちうちう吸うと甘いのだそうです。それで 『吸いカズラ』から名が来たとか。 英語でもハニーサックル(蜜を吸う)という意味なのだそうで、よくよく蜜が狙われているようですね。 花の色が白と黄色とまぜこぜになる有様から金銀花(きんぎんか)とも呼ばれるようです。   ちょっとおなかの調子が微妙だったので蜜は諦めましたが、香りは存分に吸っていきましたよ。 そう言えば、以前家族が愛知の犬山城に旅行した時、お土産にとっくりのような陶器のビンに入った薬用種を買ってきたことがありました。 『忍冬(にんとう)酒』といって、スイカズラの花だか何だか滲出させて作るお酒、という説明がついていた覚えが。 忍冬というのはスイカズラの別名らしく、冬場を耐え忍んで枯れずにいるからこの名がついたとか。 (だったら「私も忍冬です!」「いやオレだって」という植物いっぱいありそうだけど、まあいいか) 調べてみると、忍冬酒は徳川家康の時代によく知られたようで、この犬山市にある小島醸造所では『荵苳酒』という名前のようでした。 頂いた時には 「なんか甘くてスーッとするようだけど、うん……不思議な味だなあ」  などとちびちび飲っておりましたが、そのうち飲み忘れてビンごと台所の片隅に眠っておりました。  このノンベが、酒を置き忘れる! 奇蹟のような。  いやいや決して不味いというわけではなくその風味が不思議というか(ひっしの言い訳)。  置けば置くほど風味が増す、的なことが書いてあったので今度勇気を出して続きをのんでみます。  せっかく香りもかいだし。  それにしても今まで全然気づかなかった香りでした。一度嗅いだら忘れないかと。うん、去年も咲いていた場所通ったはずなんだけど覚えてなくて、少し自信ないけど。  

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