1 冒険をはじめてみたが……

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1 冒険をはじめてみたが……

 謎の流行り病が村を襲う。  若い男も女もみな、病に倒れた。  若者ばかり襲う謎の病。このままでは、働き手がいなくなる。  村一番の働き者、狩人パリスは、村を救うため、両親の心配を振り切り、村長の励ましを受け、旅立つのであった……。 ************  そのころ、天空はるか彼方に住む造物主は、苦しんでいた。  うわあ、なーんとなくRPGっぽい感じで書いてみたんだけど、この先なーんにも考えてないよー。若いやつばっかり倒れる病の謎とか、自分だってわかんないよ、何それ? な感じ。  かわいいヒロインいっぱい出してハーレムしたいし、最後は魔王をやっつけるけど……だめだ、全然思いつかない! ************  狩人パリスは、病のことならまず医者だと、町の医者ヒポクラテスを訪ね、修行することにした。  ヒポクラテスのもとで弟子入りする経緯について語ることはたくさんあるが、それは別の機会に譲ろう。  彼は一生懸命、医者の診療を手助けし、薬のこと、病のことを覚える。  ますますヒポクラテスの診療所は繁盛する。  その評判は都まで伝わり、王宮から使者がやってきた。 「内密だが、国王様の病が重い。そなたたちの力を借りたい」  医師ヒポクラテスと狩人パリスは王宮に召し抱えられることとなった。  年月が経った。  パリスを巡る物語は、国中に知れ渡り伝説となった。  が、今、その伝説を語る(いとま)はない。  いずれ村を襲った病について、語る機会もあろう。  しかし、その時がいつになるか、その時が訪れるか、それは誰にもわからない。  一つだけ、語ろう。  狩人パリスは、無事、村に戻った。(のち)に生涯の伴侶となる踊り子ヘルミオネを連れ帰って。  彼の働きにより村の若者はみな病から回復し、村は、かつての活気を取り戻した。村長も両親も、村の誰もがパリスをほめたたえた。 ************  ってことで、とりあえず勘弁してね。  今は、冒険を書くより、冒険するほうが楽しくってさ。  イベントいっぱいあるし、課金勢には負けたくないから、時間足りないんだよ。
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