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ヒポクラテスの診療所には、幼子から老婆までやってくる。新しく弟子入りしたイケメン助手を、一目見るために。
パリスが『壁ドン』『顎クイ』するだけで、あらかたの薬草が手に入った。
神の飲み物ネクタルといった、ガチャで何十万円もつぎ込まないと得られない激レアアイテムも、勇者を『後ろからハグ』すれば、手に入れてしまう。
こんな優秀な弟子、ヒポクラテスがどうして手放すだろうか。
パリスも師匠に役立てることが嬉しく、ますます「仕事」に励んだ。
というわけで、ヒポクラテスの名声はますます高まったとさ。
めでたしめでたし。
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そして遥か彼方の造物主は、聴衆とのやり取りに精を出していた。
『壁ドン』は女子にしか効かないだろうって?
ここはなんちゃって古代ギリシャだから、当然、男子にも『壁ドン』オーケーです。いや、古代ギリシャでは同性愛は大っぴらで全然タブーじゃなかったみたいです、これ、ホントマジな話。同性愛がタブーなのはキリスト教で……って突っ込むのはそこかい!
普通「病の謎はどーした?」「話、全然終わってないよね」って突っ込みません?
え? 話が途中で終わるのは通常運転だから、そこはいーんだって?
うーん、そう思われちゃうのも、微妙な気分だなあ。
まあ、次の話、お楽しみに、とは言わないけど……今度は、単位の話、突っ込まないでね!
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おまけ
今回、本当に検索様のお世話になりました! 特にWikipedia様、ありがとうございます。
ドラクマやタラントンより小さな単位、あると思いますが、よくわかりません。
市場はあったみたいですが、今のヨーロッパのマルシェみたいなものか、お金をやり取りしていたのか、よくわかりません。ご存じ方、情報お待ちしています。
田舎は日干し煉瓦とか、都会は石の建物とか、ただの思いつきです。パルテノン神殿とか残っている建物が石造りだったのは確定ですが、普通の民家はどうだったんでしょう?
日干し煉瓦がもろいからといって、壁ドンぐらいで崩れるのか……本当、適当に書いています。
細かい話ですが、数学者ユークリッドは英語読みで、古代ギリシャ語ではエウクレイデスだそうです。
最近は、エウクレイデスと言う方が主流なんですかね? でもユークリッド幾何学とはいっても、エウクレイデス幾何学ってあまり聞かないよね。
このあたりも詳しい方、情報お待ちしています。
ただのシャレ企画的な小説なのに、結構、大変だった~。
真面目なファンタジーや歴史小説書かれる方、尊敬します。
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