14人が本棚に入れています
本棚に追加
はじめの断り書き
多くのネット小説が未完のまま放置されると、私は最近知りました。
その割合は、7割とも8割とも言われます。
自分の小説が終わらないんだとお嘆きの方、気にしなくていいみたいです。
みんなそうだから。
そう言われても多くの人が、今すぐ小説を書く気はない、いつか書きたい、でも書けない……とモヤモヤを抱えたまま、過ごしているかと思います。
読者も、続きはどうなるんだろう? 犯人は? 思わせぶりな剣士の行動は? と、モヤモヤを抱えます。
ポツンと未完のまま取り残された物語は、悲哀に満ちています。
作者に催促したくなります。
でも、催促は作者さんを追い詰めるだけです。
メッセージを送るなら「楽しい物語をありがとう」それで充分かと思います。
好きで書き始めた物語です。作者も当初は完結する意欲満々だったはず。
なぜ途中で終わるか?
まず、環境の変化が考えられます。
受験・就職・結婚・転勤・出産・育児・介護……様々な人生のステージで、執筆は二の次、三の次に回さざる得ないことがあります。
物理的に時間が取れないだけではなく、厳しい環境に置かれると執筆意欲が減退します。
意欲の減退は不幸が原因とは限りません。
幸せリア充にチェンジしたことでも、小説はストップします。
私がそうだったんです。ハッピーな時って満たされるから、書く気なくなっちゃうんだよね~。
非モテの私が唯一の恋愛モードにあった時、たまーに、今じゃ読むのも恥ずかしいオノロケ日記、書いたぐらい。
一方、引きこもりのときは他にやることないから、うつ日記を書きまくってました。
みなさまはどうでしょうか?
原因は、作者の環境変化とは限りません。
物語そのものに問題がある場合です。
展開や構想が、自分の執筆力を超えていると断念せざるを得ません。
広げた風呂敷、どうやってたたもう~、敵キャラ強くしすぎて、普通の人間じゃどうやっても倒せないよ~、当て馬くんのつもりだったのにコッチ本命にしたくなっちゃった~、などなど。
私も初めて完結させた長編小説、どうやって解決するんだよ~!! と、すごい悩みました。
恋愛小説なのでヒロインとヒーローが仲良くするのですが、そう簡単に仲良くされたら面白くない。そこで、ヒロインをトラウマ持ちにして恋愛の障害としたのですが……大変でした。どうやったらこのトラウマ解消できるんだ? と。
(さりげなく、いや露骨にまた唯一の長編小説の宣伝しました)
だから小説を中断する気持ち、すごくわかるんです。私も公表してないだけで、いーっぱい書きかけの小説たまってます。
プロだって何年も放置している人、いるじゃないですか。
でも未完のまま何年も小説を放置するのって、作者として気になりますよね?
ということで
●とりあえず、しばらく書きません。書けません
●でも、気が向いたら書くかもしれません
読者さんに、こういう気持ちを伝えて、すっきりさっぱりした気分になり、新しい作品なり、別の趣味なり、新しい生活に向かうのはいかがでしょうか?
そこで投稿小説初心者の私が、図々しくも挑戦します!
途中で投げ出した小説の「第一部完」に使えそうな文章を書いてみます。
こんなの書いても、そのままではまず使えないでしょう。が、書き手のモヤモヤ解消のヒントに……なるかな? なるといいな。
そして、途中で終わった物語にモヤモヤした読者は、該当する物語に近いケースの文章を見て、すこーしだけ、すっきり気分になってはいかがでしょう?
作家さんは、今、幸せ絶頂で、小説どころじゃないかもしれませんし。
今のうち断っておきます。
私は筆力がないので、この試み、早々に終了すると思います。
(できれば、3パターンは書きたいけど)
その時は……しれっと放置でバックレますが、勘弁してください。
最初のコメントを投稿しよう!