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【 異色の経歴を持つ作家たち 】
さて、今回は『異色の経歴を持つ作家たち』と題しまして、実は有名な作家さんにも意外な経歴があったというお話を紹介したいと思います。
今、お仕事されながら、勉学に励みながら、家事や育児、バイトに励みながら執筆活動をされている方々に、勇気がもらえるようなお話かと思います。
以前、『エブ誕!』エッセイの中で、松本清張さんが、ある会社で初めはお茶くみや掃除をしていたお話をしましたが、有名な作家さんも以外なキャリアがあったりします。松本清張さんは、その後新聞社から作家さんになっていますが、同じように異色の経歴をお持ちの作家さんも少なくありません。
例えば、「倍返しだ!」でお馴染みのドラマ「半沢直樹」の原作小説を書いている『池井戸潤さん』は、作家をする前は銀行員だったそうです。おそらく、「半沢直樹」の原作を書く時にも、この銀行員時代の経験がすごく役に立っていたのではないかと推測します。この経験があったからこそ、あの名ゼリフも生まれたのかもしれませんね。
それから、毎度ノーベル文学賞候補で名前が上がるあの『村上春樹さん』も、元はジャズ喫茶・ジャズバーのオーナーさんだったそうです。そこから類まれな才能を発揮して、皆さん上り詰めて来ています。
学校でも習い、誰しも知るところだと『森鴎外さん』は、陸軍の軍医だったそうです。その軍医時代に軍の命令でドイツ留学をします。その時の逸話が『舞姫』のモデルになっていると言われています。
小説というのは、そういう様々な経験の中からリアルな感情や背景が、細部まで描かれるのではないかと思いますね。
お医者さんつながりで、もうお一人ご紹介したい方がいます。この方も誰しもご存知の漫画家『手塚治虫さん』です。正確には、彼は1年インターンをしているものの、漫画を描きながら医師国家試験に合格しています。そして、漫画家の世界へ完全に舵を切ります。
元々、手塚治虫さんは、ディズニーアニメがお好きで、ご自身もアニメーションを作りたいという夢があり、あの『虫プロダクション』を設立しています。一時はテレビアニメ「鉄腕アトム」などで成功したものの、その後、『虫プロダクション』も倒産し、多額の借金を抱えてしまいます。その時に、もう手塚治虫の時代は終わったと誰しも思っていたのですが、あの名作「ブラックジャック」で見事、復活を果たすのです。この名作は、手塚さんが医学博士でなければ、描けなかったと私は言い切れるのではないかと思っています。
いかがでしたでしょうか。
異色の経歴を持つ作家さんは、意外にも多いと感じたのではないでしょうか。
最後に、手塚治虫さんの名言がそれを物語っているなと感じましたので、その言葉をご紹介します。
【手塚治虫さんの名言】
「僕の体験から言えることは、好きなことで、絶対にあきないものをひとつ、続けて欲しいということです」
好きなことを一つ続けること、その力こそが後に大きな仕事を成し遂げることに繋がるということだと思います。
偉大な作家さんたちのように、私たちも一緒に頑張って行きましょう。
(❁´◡`❁)💖
それでは、明日も皆様にとって、素敵な1日になりますように♪(*´◡`*)
また次回をお楽しみに♪
φ(_ _o)。○))))zzzZZZ…
2022年4月24日(日)
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