4人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
風と光
風と光
上にのしかかられると、
あられもない光景が目に止まる
もう少しで閉じてしまいそうな
薄い瞼を震わせた
なんて光景だ
熱が上がる
すこぅしずつ引き締められると
濡れた音がする
吐息はそのまま淡い風になって
彼の太ももをくすぐった
くすぐったい
桃色の頬をひしゃげて笑う
仕方がないんだ
ときめかずにはいられない
温かな繋がりは
心を満たし
嵐を呼びたくなるが
少し堪えた
潤んだ瞳は光を含み
思った以上に
期待を膨らませている
おわり
最初のコメントを投稿しよう!