春彦からのメール

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春彦からのメール

如月龍神と両親の話を聞いて愛は実行しなければ、一生横田春彦の奴隷になってしまう。 田名部愛は心の中で呟いていた。 その時だった。横田春彦から愛はメールが来た。 「如月さんお父さん……お母さん春彦からメールが来たわ。春彦は自分の実家に来てくれないか?って言ってきたわ。自分の両親に将来を約束した人だと紹介したいからってやっぱり私の考えていた通りに言ってきた」 如月と愛の両親は愛に言った。 「それならさっき言った通りにここに呼ぶのよ愛、後は如月さんが協力してくれるわ」 ところが愛は両親と如月に別の提案をした。 「ここだと警察にばれるかも知れないわ。春彦の家に皆で集まりましょう。後片付けの時も一人で山菜鍋を食べて亡くなった事にした方がいいと思う。 私もね、もう春彦の言いなりになるのに疲れたの」 両親は愛に言った。 「でも、確か春彦のアパートは狭かったはすじゃあ?」 如月は言った。 「済みません報告するのを忘れていました。 最近横田春彦は新しいアパートに引越しをしたんです。昔よりは広いと思いますよ。一人暮らしなのに2LDKですから。ぼや騒ぎもたいした事ないように起こしてくれと管理人にお金を渡してお願いしておきましたから」 愛の両親は言った。 「わかったわ。それじゃあ春彦のアパートにしま しょう」 その後も愛は更に話を続けた。 「じゃあ早速、春彦に電話で直接話して来ます。 いつものように自分の部屋で春彦と話をしてきます。いつもと同じように話をしないと雑音とか もしかしたら聞こえてしまうかも知れないので」 愛はそう言って自分の部屋に行って春彦の携帯に 電話を掛けた。 一時間後両親と如月のいるリビングに戻って来た。 「遅かったわね~一時間も電話しているなんて~」 愛は言った。 「そうなの、春彦が実家に来てほしいって聞かなくて~説得してたの。でも、明後日春彦が会社から 有給を貰って実家に帰るから春彦のアパートに行くのは来週の日曜日の13時になったわ。 私もね急に有給なんて取れないって今回はきつく 言ったのよ!」 如月龍神と田名部隆史 真子の三人は約束を取り付けた。後は実行するだけ。私達はプロなんだから 大丈夫。今までだって大丈夫だったのだから……。 心の中でそう自分に言い聞かせて愛に言った。 「じゃあ約束通りに皆で春彦の家に行きましょう」 愛は頷き「じゃあここで皆で集まって行きましょう。ここに正午に待ち合わせね」 その日三人は田名部愛の為の打ち合わせをし、後は来週の日曜日の13時に実行するだけになった。
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