作品と音楽の出逢い

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 作品を書いている時、好きな作品を読んでいる時、ふと、その作品イメージの歌が頭の中に流れる時がありませんか。  今週からエブリスタ初投稿で掲載している『ハズキ』は男の子が主人公ですが、Myイメージソングは遊佐未森さんの『Diary』。女の子が日記を綴っている歌です。  作品中に女の子の日記の話が5編あって、副題にDiaryって書いたら、古い曲ですが、突然『Diary』が覚醒しました。  『Diary』の一番は、女の子が、片想いの男の子の事を日々綴る日記。(花咲の勝手な解釈です)  作中の女の子の心境と重なり、口ずさみながら執筆していました。  二番になると、男の子とのデートの心境や、男の子と出逢えた喜びの日記。(花咲の勝手な解釈)  そしてサビ。  作品『ハズキ』では姉の柊が、初恋を忘れられない主人公の桐笆にこう言います。 “「桐芭。貴方達の年頃は、恋をして、お付き合いをして、別れて、そして落ち込み、涙して、それでも立ち上がって、次の恋をしていきます。其れは楽しい事と悲しい事の繰り返しです」”  そして、女の子はその日の日記にはこう綴りました。 “ 桐芭君と…………もし、ホントのホントにもし、お話も出来なくなる別れの時が来た時……(絶対ヤダ!ヤダよ~(涙))、心が折れる、絶対折れる。  でも桐芭君が私に言ってくれたあの言葉が私を支えてくれる筈だ。”  『Diary』は日々から季節へ、林檎の木は白い花を咲かせて、青い実へ、そして赤い実へと時は流れます。  『ハズキ』は僅かな日々のお話で終わりですが、『Diary』のように二人の日々は綴られていくと信じています。  作品を書かれている方、好きな作品を読まれている読者の方、その作品に合う音楽に出逢えた時、その作品の世界はより楽しく、より深い感動を与えてくれます。(と、花咲は思います)
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