プロローグ

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プロローグ

好きです、とか付き合ってください、とかが普通の告白だと思われる。 しかしながら俺のされる告白は、死にたがりのヤンデレ・メンヘラや、なぜそうなってしまったとついついいらぬ心配をしてしまうまるでお嬢様・ツンデレなどの告白しか受けたことがなかった。 怖いことにバレンタインにもらったチョコレートの中に髪の毛が入っていたり。正直今でもチョコレートを見るだけで当時の記憶がフラッシュバックして吐き気がしたりする。 少々度が過ぎるのではないかと思うのだがとか呑気に構えていたら最近ぱたりと告白されなくなった。 何故だ。 癖の強い告白とはいえ好意を向けられることが嫌なわけではないし、寂しいと思う気持ちもぬぐいきれず困っている。 そうとは言ったが重すぎるのはやめていただきたい。 それなりの愛なら俺も受け止められるからな。
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