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真実への慟哭
答え、出口、それは必ずしも希望ではない。
私は歌姫、それで間違いないはずなんだ。
だが、私の傍らにいる幼き命は……紛れもなく歌姫の力を秘めている。
何故?
それは何を意味するのか。
それは何と繋がるのか。
……答えはもうわかっている、だが、認めたくはないんだ。
目をそらしたい真実。
目を背けたい真実。
……だが、向き合わないといけない。真実を知る事から、逃げてはいけない。
私はまだ弱い、強くはない、だからこそ……前に行かねばならないんだ。
ーー真実への慟哭
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