秘めた思い

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秘めた思い

 氷が解けてわかるものがある。  氷が解けて気づくものがある。  歌姫ルリエは剣を手に取る意味を思い出し、強さを求める理由に確かな思いを乗せていく。  だから見えないものがある。  だから気づかぬものがある。  それは本人が一番わかっているもの。  どうすればいいのかはわからない、自分が想うものに……どういう言葉をあてはめていいのかすらも。  迷いはある、でも止まらない。    多くの真実に近づく予感、多くの答えを知る予感。旅の中で身につくものがある、良きも、悪きも、何もかも。  思いを未来へ繋ぐ為に、理想と願いを成就させる為に、ルリエが行く先に……真白の過去が待ち受ける。
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