第1話

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早速、お姉さんに教えてもらった両替専門店に行ってみる。外から見ると、銀行みたいな様子だ。列が出来ていたが、少し並ぶと、私の番になった。 「お客様、お預かり致します。あれ、これも2022年のお金!?今日は、2022年のお金が多いです。あなたで9件目。なんでなのでしょう?」と驚いた様子でいう30代くらいの店員さん。 「私の前に8人もいたんですか?」 「はい。貴女方は、どこから来たのですか?」 「日本の東京です。」 「え、日本の東京ですか?あそこは、やっぱりなんでもありません。素敵な場所ですよね。」 「え、知ってるんですか?」 「知ってるも何も。これ以上は申し上げられません。」 「帰り方とかは知っていたりしますか?」 「帰り方と言われてもねぇ。100年も前の都市ですから。」 「え、その後東京って。」 「それは、自分で調べてください。胸にタブレットがあるでしょ?」 「え、どういう?」
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