第1話

6/10
前へ
/13ページ
次へ
「こちらこそ、驚きです!100年前から来たなんて面白いことは言いませんよね?」 「え、100年前とは、信じられないです。でも、多分、その100年前から来ました。」 「おかしいですね。その様な人が最近増えたんですよ。なんででしょうね?もし、それが仮に事実なのだとしたら、どういう経路でここには来たんですか?」 「電車に乗ってたら気づいたら着いてました。」 「その時の車掌さんってどんな人だったかって覚えていますか?」 「あんまり覚えていません。」 「そこを覚えてないと意味ないじゃないですか?とりあえず、他のお客様が来たので、他の方に当たってください。」 「ありがとうございました。」 んー、とりあえず、分かったことは多い。 ここは、100年後の世界。 東京がどうなったのかは知らないけれど、 東京から来た人が何人かいるということ。 車掌さんにキーワードがあるということ。 胸のところに皆、タブレットがあるということ。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加