トリガー

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トリガー

「隊長ぉぉぉ!!!!!食堂で、会長さまがぁ..会長さまがぁ..転入生に接吻してますっっっ。うぅゥゥ...あの下品な愚物がまりもがっっっあのお方の神聖なお体に触れるなんてっ!!隊長お願いです。今すぐ駆逐許可を出してください。..コロシテシマイタイ......」 麗らかなる春の午後。とある空き教室にて、通知音が鳴り響いた。 電話の持ち主である彼は、相手を確認して、面倒な案件が舞い込んでくるであろうことを悟った。 とある事情で、この相手を無視をするなんて選択肢はない。仕方なく、画面をタップして、電話に出た。 「もしもし、何かあったの?」 これから先が、序盤のマシンガントークに繋がるのである。 これが人生(クソな学園生活)の転機だったように思う。
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