ぼくの好きなきみのこと
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夏にはまだ早いけれど、夏の気配をたっぷり含んだ五月の空みたいな、
蒼井遥香
(
あおいはるか
)
のことを。 それは、蒼井のランドセルの色がさわやかに晴れた空を思わせる色だったせいかもしれない。 蒼井、と呼ばれたきみが「はあい」とくっきりした大きな声で返事をするたびに、ぼくの中には雲一つない空が広がる気がしたのはその名前のせいかもしれない。 今となってはもう、どうでもいいことだ。
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