堕天使 其の十一

1/1
前へ
/30ページ
次へ

堕天使 其の十一

君と共に過ごす時間が当たり前で ごく当然のことのように思っていた 思いもしない出来事が起こるなんて 頭の中に1ミリも思っていなかった こんなに君と一緒に過ごしてきたのに 想いもひとつだったのに 夢を共に歩んでいくと誓ったのに 君が居なくなってしまうなんて… もう君と話も出来ない もう君の姿を見ることが出来ない もう君と共に夢を語り 夢に向かって進むことも出来ない 日常にもう君がいないんだ 目の前が真っ暗で何も見えない いや 見ていないんだ なんにも 君を失った衝撃が激しくて 全てを受け入れられなくて 全てを拒絶してるんだ だからって 居なくなった君が 戻って来るわけでは無いけどね 分かっているけど 分かっているけど でも どうしようもないんだ…
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加