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日常 その2
俺はゲン
ただのサラリーマン
ただのアラフォー
取り立てて
なにもない
普通が一番
平凡二番
今日も出社だ
サラリーマンの運命
昨日は辛い事があったが
なんとか行こう
今日も後輩の
ウクレレくんは
テンションが高いな
ハイGチューニングらしい
ってゆうか
ハイGが普通らしい
ウクレレ族では
よく分からんが
〖おはようございます☆〗
「うぃー・・・」
〖元気無いですね!〗
「いやちょっとな・・・」
〖どうしたんですか相談のりますよポロン〗
「たまに出るポロンが今日は優しいなおい」
〖どうしましたか!?〗
「いや、彼女と喧嘩してな」
〖ポロン!なるほど!なぜゆえ!〗
「いやしょうもない話なんだが」
〖ポロン!はい!〗
「まあ、しようとしたわけだよ」
〖なるほど!〗
「ささっと脱いだわけ」
〖そうなりますよね!〗
「そしたら雰囲気作りが下手くそ過ぎるって、怒られてさ」
〖正にポロンですね!〗
「3弦だけ、どちゃくそ緩めるぞテメェ」
〖あっちょっとっやめてちょっとっ!今日チューナー忘れたからちょっと!〗
「お前チューナー無いとダメなのかよ」
〖ウクレレに絶対音感あると思うんですか!?〗
「しらんけど」
〖で、雰囲気作り下手すぎますよ先輩〗
「急に話戻すんかい」
〖僕、得意ですよ?〗
「嘘だろおい・・・ああでも・・・まあな」
〖やっぱりアルペジオですね!〗
「なんだそれは」
〖1音ずつ弾くんです!〗
「あー、ピンポンパンポンみたくなるやつ」
〖まあ僕は指とか無いんで自力で鳴らしますけど〗
「そのシステムどうなってんだよ」
〖柔らかいリズムになります!雰囲気でますよ!〗
「ほう?」
〖最初はアルペジオで静かに雰囲気を出して!〗
「おお」
〖途中からストロークで激しく!〗
「なるほど」
〖使い分けです!〗
「難しいなおい」
〖セッションはですね・・・〗
「いや、セッションって」
『夜のセッションですよね!?』
「いや、うん、まあ」
〖まさか・・・〗
「ん?」
〖バ、バンドですか!?多人数ですか!?〗
「いやふざけんな、単独弾き語りだよ俺は」
〖良かった・・・信じてました!〗
「なんの話だよ!」
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