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日常 その7
俺はゲン
ただのサラリーマン
ただのアラフォー
取り立てて
なにもない
普通が一番
平凡二番
前回の流れで
後輩のウクレレ野郎に
ガッツリと心を抉られ
傷を更に広げられたが
少しは気分を変えねば
ここから先は
俺は独りで生きていく!
気分的にはそんな感じ
仕方ねぇだろ!
フラれたばっかで!
立ち直れるほど!
人間できてねぇの俺!
「色々投げ出したい・・・」
〖どうしましたか!?ポロン!〗
「あー・・・いつもの後輩がさー」
〖はい~!☆〗
「b〇ckn〇mberの失恋ソングとか奏でたがるのね」
〖ほう?☆〗
「俺がフラれたって知って、そーゆー嫌がらせしてくるからさぁ、もうやる気でなくてさ~・・・」
〖ヒドイ後輩さんですね!ポロン!〗
「お前だ!お前の事だぁぁぁぁ!」
〖いきなりテンション上げないで下さいよぉ・・・情緒不安定じゃないですかぁ・・・〗
「なので!帰るぞ俺は!・・・うう・・・」
〖随分やられてますねぇ~!ポロン!〗
「仕事なんかどうでもいいんだ・・・ぐすっ」
〖落ち着いて!まずは深呼吸を!〗
「うっせぇぇぇ!」
〖いつになく荒れてますねぇ~ポロロン〗
「うう、泣き叫ぶと喉が苦しいぜ・・・」
〖あ、わかります!僕も首締められてる時、けっこう苦しいんですよ!ポロン!〗
「・・・あの、サラッとすごい事ぶっ込んできた?」
〖ネジでガッチリ締められてると、逃げられないし・・・〗
「・・・ネジ?」
〖クリップで色んな所挟まれるし・・・〗
「・・・クリップ?」
〖なので!先輩の気持ちわかります!〗
「まってまってまって、俺そんな性癖ねーから、本当にごめん、一緒にしないでくれる?」
〖ちょっとぉ!プレイとかじゃないです!カポの事ですよ!?〗
「カポ・・・?カポタストか?」
〖そうです!んもー、早とちりー!ポロン!〗
「誤解を招く言い方するからだろーが!? ネックに付けて移調させるやつのことだろ!?」
〖典型的な説明ツッコミありがとうございます☆よくご存知で☆〗
「まぁ、作者が初心者コード弾くのに使ってるからな」
〖弾き語りの推しさんから貰ったカポを、大事に使ってるそうですね☆〗
「ガチリスナー魂だなぁ」
〖ストーカーになりかけてるらしいですけどね☆ しかも公認☆〗
「作者の推しさん・・・逃げ切れよ・・・(公認って?)」
〖楽しそうでなによりですよね☆ 僕も、先輩にストーカーしたい☆〗
「・・・は?」
〖あの・・・別れたなら・・・僕・・・どうでしょう?///〗
「えーと、聞かなかったことにするわ」
〖いつまでも待ちますから・・・ポロン☆〗
「今すぐ早退しまーーーす!」
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