日常 その9

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日常 その9

俺はゲン ただのサラリーマン ただのアラフォー 取り立てて なにもない 普通が一番 平凡二番 なんでこうなるんだのう 別に興味は無いのに 後輩のウクレレくんに 勘違いされている いや、俺も悪いが ウクレレの聞きかじったこと するっと言っちまうもんで 話が広がってしまう 俺はノーマルだしだな なにより種族な 種族の壁がな・・・って なんの言い訳してるんだ俺は はあ、今日も仕事だ 「おはよーさん」 〖あ・・・/// おはようございますポロロン///〗 「だぁかぁらぁ!その感じ、なんなん!?」 〖だって、だって、先輩が☆ ポロン///〗 「まって、そのタイミングでのポロンはダメだぞ。まるで、俺が脱いでるみたいだ」 〖気が早いですよ/// もっとちゃんと付き合ってから・・・☆〗 「俺はノーマル!お前と付き合うとかはナイ!」 〖照れ隠ししなくても☆ポロン☆〗 「ああ・・・話が通じないよもう・・・胃が痛いよ・・・」 〖あ!脱ぐで思い出したんですけど!〗 「思い出すキッカケはさておき、なんだ?」 〖僕、声帯(弦)の交換するじゃないですか?〗 「うん、まあ、声帯(弦)・・・な・・・うん・・・ウクレレだからな・・・するよな・・・」 〖ツッコむ気力もなさそうですね☆ポロン☆〗 「疲れるからね・・・うん・・・で?」 〖で、その時に脱ぐんですけど、ハサミとかニッパーとか使うんです///〗 「・・・お前、日常生活の全てがプレイなのか?」 〖違いますって!切らないと取れないんですって!ポロンポロン!〗 「ああ、特殊な結び方してそうだもんな・・・」 〖先輩のネクタイと違って、ヨレヨレしてると、良い声(音)が出ませんからね☆〗 「お前アレだよな、俺の事好きとか言う割には、ディスり入れないと気が済まないよな?」 〖愛情の裏返しです☆ポロロン☆〗 「はいはい・・・」 〖そして、新しい声帯(弦)を取り出して、めちゃくちゃに・・・あっ///〗 「ちょ、マジで、変態に磨きかけるのやめて」 〖違います!めちゃくちゃ引っ張るんです!ポロン!〗 「あー、1回伸ばして、声(音)を安定させんのな、はいはい、なるほど」 〖あ・・・僕のこと、そんなに・・・知ってくれて・・・〗 「やめろ、いつもそこに着地すんな」 〖僕、先輩になら押し伸ばされても・・・いいんです・・・///〗 「押し倒すみたいに言うなーーー!」
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