いくら叫べど

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夜に舞う桜の花びらが 風もないのに空から舞い降りてくる ふわりふわりと舞う花びらは ピンク色に染まった雨の様に映える 僕はこの花びらの舞うこの桜の 木のたもとで愛しい人と愛を誓う それなのに愛しいひとは 二度と逢うことの出来ない場所へ 僕をひとり残して旅立っていった 呼べど叫べど僕の言葉は虚しく あたりに響くだけで 愛しいひとの想い出と 桜の木のたもとで過ごしたひと時が 夢か幻なのか分からなくなり 振り上げ見た桜の木を最後に 僕は愛しいひとのいる世界へ 旅立とう・・・ 再び逢えるその日まで 2022 Apr 10 Pm 21:44
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