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あとがき
数多ある素敵な作品の中から、拙作「それでも君が、好きだった。」(略:それ君)を最後まで拝読してくださった読者様、ありがとうございます。
メリバという点を踏まえた上で、この作品を読んでくださった方には感謝してもしきれません。
いかがでしたでしょうか?
メリーバッドエンド……になってましたかね……?
一番この作品で不安だったのはやっぱりここです。
わたくし、本格的にバッドが決まった作品を書くのはこれで二度目で、今回は「メリーバッドエンド」を意識して書いていました。
今更ですが、「メリバ」というのは読み手の解釈によってハッピーエンドなのかバッドエンドなのか解釈が分かれる結末のことです。
もしくは、物語において、登場人物にとっては幸せではあるけれど、その周囲の人や読み手からはそうではないと思われる結末、またそういう結末の物語を指す言葉です。
解釈は人それぞれで「どう考えてもバッドエンドだろ」っと思われた方も多いかとは思うのです。
良かったら、皆さんがどう捉えたのか、教えてくださったら嬉しいです。
実は私、ハッピーエンドが大好きな人間で、この作品を書くの、とても辛かったです。
とにかく辛い、辛い、の繰り返し。
なんでここまで幸せにした二人が死んでしまうのか。
もっと別の未来はなかったのか。
もうメリバはやめてハピエンにしたい、と何度思ったことかわかりません。
それでもなんでメリバを書こうと思ったのか。
やっぱりメリバとして書くと決めてシナリオ・設定を作ったので、それに沿ってお話を書き切りたい、という書き手なりの信念です。
たくさんの人に受け入れてもらえるような作品ではないと思います。
だからこそ、読んでみようと思ってくださった方は私にとって神様です。
ありがとうございます。
文章力はとにかく拙いですが、少しでも心に残るお話を書けていたなら幸いです。
さて、どうでもいい小ネタを少し。
メイン二人の名前はこのお話が冬をメインにしたお話なので、雪→冬の風物詩、睦月→一月(物語の終わりの月、冬の季節)の意味を込めて考えました。
因みに霜月に関しては物語始まりの冬(11月)です。
睦月の雨月はもはや月揃えたかっただけ……といいたいのですが、雨月には名月を隠すという意味があるらしく、まぁ、それっぽいのかなぁとも、思わなくもない?ですね??
雪から始まって睦月で終わる、というこの物語に合わせた名前になってます。
因みに深い意味はないですが、終わりの日にも雪が降っています。
雪が主人公なので、主人公が物語をしめるという意味も込めて最後の日は雪が舞い落ちています。
冬は二人の季節。終わりの季節。
こういう風に名前に意味を持たせるって楽しいですよね。
さて、最後になりましたが、改めて謝辞です。
本棚追加、閲覧、ページコメント、ページスタンプ、スター、ここまで応援して下さった全ての読者様、本当にありがとうございました。
無事に完結できたのは、皆様のおかげです。
またどこかでご縁がありましたら、その時にはよろしくお願いいたします。
ご興味ある方はチラリと他の作品も覗いてみて下さると幸いです。
最後までお疲れでした。
令和5年(西暦 2023年) 1月15日
*ひまわり*
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