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「「……」」
その二人は下を向いてはいるが、目の前に立つトニーの足は視界に入っている事だろう。しかし一言も発しないまま、ただただひれ伏している。
「てめぇらと同じリザードマンやスケルトンはあんなにはしゃいでるってのに、何を縮こまってやがる」
「申し訳ございません、閣下。側仕えを賜りながらお守りすることも出来ず、またお探しすることさえもかなわず、私は護衛失格でございます」
「ジャック。お前は確か、日向に刀の新調へ行ったタイミングだったはずだ。俺の近くにいなかった事に非なんかねぇ」
トニーのボディーガードであるスケルトン兵、ジャックはさらに頭を下げ、地面にその白骨化した額を押し付けてかしこまった。
「で、ミッキー。てめぇは何でここにいる?上海方面の管理はどうした」
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