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・やりたいこととやるべきこと
やりたいことが多すぎます。
そして、やらなければならないことも。
優先順位を決めてとんとんと進めればきっとあっという間に終わってしまうタスクのひとつひとつが、自由気ままに走り回っては邪魔をしてきます。
本当はこの文章も書いてる場合ではなくて、持ち込みのための小説を書き上げなければならないのですが如何せん執筆というものは孤独なもので。少しの寂しさを持ち合わせていると上手く書ききれないのです。私の場合、ですが。
執筆が上手くいくのは大抵、世間と切り離され孤独を上手く愛せているときです。作品に対する反応や他者との会話の中に重きを置くのではなく、自分の中に小さく重い意志のようなものがあるときに良い物語は生まれます。
けど、それが毎回上手くいくかって言われればそうでは無いんですよね。いいねがつくたびに見に行く通知欄や、無駄にスクロールしてしまうタイムラインに心奪われ上手く執筆モードになれないまま一日が終わることもたくさんあります。
で、私はいまエッセイを書いて執筆モードへの以降を試みているわけです。
エッセイは「真ん中」だと思うんです。寂しさを持ち合わせていても書けるし、執筆とも言える。今思いついただけですが、これからは執筆モードに切り替える時にはエッセイを書いてみようと思います。
現にいまも少しずつ自分だけの世界へと入り込む準備が出来つつあります。書きたいセリフ、シーン。それが本当にちょっとだけれど頭に浮かんで、文字となって。孤独なままにそれを文章へと変換していく。そんな準備です。
ゆっくり目を閉じて、深呼吸をして、描きたい世界のリズムに自分を合わせていく。そんな準備。
とん、とん、とん、と背中をさすられ、ぎゅっと抱きしめられているような安心感を自分だけで作り出せた時、そこから執筆を始めます。
うん。少し落ち着いてきたかな。大丈夫そう。
それでは、私の「書きたい」を書きに行ってきます。
短いエッセイでしたがお付き合い下さりありがとうございました。
それではまた、次回お会いしましょう。
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