14人が本棚に入れています
本棚に追加
/31ページ
いかがでしたでしょうか。文のつながりの悪さや描写の足りなさ、多さに引っかかった方も多いと思います。この小説スケッチはそんな「違和感」を少なくしていく為の反復練習みたいなものなので、最初は上手く描写できなくても大丈夫です。現に私なんてまだまだです。何回やってもこぼす描写がたくさんあります。過多になる描写もたくさん。
で、ここからが一番大事。
さっき書いた小説スケッチを骨組みとして、足りない部分をことばで肉付けをしていきます。絵と同じで、時間内のスケッチで描ききれなかった細かい部分を後からしっかりと描きこんで行く、あの感じです。
この時に、文章中で「何を書きこぼしていたか」「何を書きすぎているか」に注目すると普段の自分の文章の描写の癖が分かると思います。
私の場合、文章が詩的になりすぎてただの言葉の羅列になってしまい、文字通り「描写」だけで事を済まそうとしてしまう癖があることがこの小説スケッチで分かってきました。周りの描写は書けていても、主人公などの行動や感情が乏しく、気持ちがイマイチ見えてきません。
そして、文章中の「描写」と「描写」に挟まれる何気ない言葉、それが文章に緩急をつけさせて内容をより面白くしてくれるのだと、個人的に思いました。
後は読点ですね。私の場合ですが、かなり少ないです。それも足していきます。
次ページには肉付けした文章を載せますので、間違い探しのような気分でぜひ読んでみてください。
いきますよ〜！
最初のコメントを投稿しよう！