取材

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桜井大学病院の医院長の桜井真と小山美里の担当医 中目黒ありすと小山美里はまだ完全に体調が回復していない小山美里の病室にいた。 二人のマスコミと二人の警察官だけを病室に入れて他の患者さんに迷惑にならないように話をすると 小山美里は約束をした。 その後、担当医の中目黒ありすが小山美里の取材の事を警察に伝えた。 しばらくするとマスコミ関係者の二人と警察官二人は小山美里の病室に入ってきた。 その後、マスコミの二人はカメラなどの機器を用意していた。そして小山美里は真実を話す。嘘はつかないと言う約束を署名で交わした。 準備ができると警察官が話し始めた。 「私は、捜査一課の冠城雪男と言います。 こちらにいるのが私の部下の池田友喜と言います。これはもしかしたら今、行方不明になっている 桜西条高等学校二年C組の生徒さんと何らかの関係があるかも知れません。正直に話してください。 では、始めますね。小山美里さん20」 その時、担当医の中目黒ありすは言った。 「まだその事は小山さんに話してないんです。 だから言わないでくださいお願いします」 警察官の二人は「そうでしたか~済みません。では、改めて小山美里さんに聞きます。小山美里さんあなたが行方不明になった時の事を教えてください。お願いします」 小山美里は「はい、わかりました。わたしが知ってる事は全てお話しいたします」 そう言うと小山美里は話し始めた。 「あの日、私は仕事が休みだったので友人の 木村由香と近藤千夏と私の三人で無人島のサネ島に行こうと思ってフェリーに乗ったんです。 有名なアニメのモデルだと聞いて~何のアニメか 私は知りませんがサネ島行きのフェリーに……。 サネ島に行ったあと、近くのホテルに泊まろうと 思っていたんですが。フェリーに乗りながら私達三人はフェリーのデッキに出て双眼鏡で景色を見ていました。 すると「前方に見えますのがサネ島です」と言う アナウンスが聞こえて来たんです 私達はパンフレットを見ながら目の前にある島が サネ島ね。そう思って双眼鏡でサネ島を見たんです。 そしたらそのサネ島には100人位の子供達がいたんです。私達三人は何?あの子供達?なんか顔色悪いのに笑っているなんか私達に手招きをしている……私達三人はその子供達をなんとなく不気味だと感じてしまったんです。 その時、船がガツンと何かにぶつけたのか急に止まったんです。それに晴天だったのに急に空の色が 真っ黒になって。雨が降ってきたんです。 そしてたちまち嵐になってしまいました。 その後、船長さんからアナウンスが流れてきたんです。「皆さんもう少しでサネ島に着きます。でも、この船は舵がとれないので危ない、だから船員達が小船を出します。それに乗ってください。 あのサネ島に降ろしてからまた、この船に戻ってまたお客様を乗せてサネ島に行く。 今ならこの船も転覆しないし、全員が助かる。 いいですね。小船に乗ってください。 そう話すので私達は小船に乗りました。 でも船員さんがどんなに濃いでもサネ島に着かないのです目の前の筈なのに~」 小山美里は思い出したようで。涙ぐんでなかなか言葉にできなかった。 警察官冠城雪男と池田友喜は 「大丈夫ですか?少し休憩にしましょう」そう言った。 担当医の中目黒ありすも「その方がいいです。まだ体調は万全ではありませんので」 マスコミ関係者の立花薫と風間雪も言った。 「そうですね15分の休憩をしましょう」 そう言われ小山美里は休憩をもらった。 そして水分を取りながら担当医に小山美里は聞いた 「あの~私の友人の木村由香と近藤千夏は今何処に~もしかしたら亡くなってしまったんですか?」 担当医の中目黒ありすは小山美里に話した。 「それが~サネ島で見つかったのは小山さんだけなの。いくら海上保安官が捜索しても見付からなかったの」 小山美里は言った。 「やっぱりそうなんですね。あの時~」 その時「そろそろ、時間ですが~大丈夫ですか?」 警察官の冠城雪男は小山美里に声を掛けた。 小山美里は大丈夫です。全てをお話しします。 そう言った。 それは警察官やマスコミ関係者や担当医師が想像を絶する恐ろしい出来事を小山美里から聞く事になることを意味していた。 そして子供達の不気味な行動について小山美里は これから話し始める事になる……。
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