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朝早くから出張なら、前日は、早めに寝た方がいい。
絶対に。
それなのに…
"早宮さん、私のために－"
時間を、割いてくれたのだろうか？
そう思うと、申し訳ないという気持ちと、早宮さんと顔を合わせなくていいという安心の気持ちが半分、自分の心の中に芽生えた。
「どうした、中松？なんか2人に用があったか？」
黙りこくった私を不信に思ったのだろうか、戸田課長がそう声をかけてきた。
「い、いえ、何もないです。私も見習わなければとおもいまして」
「確かに、これから中松にも、出張にいってもらわないといけなくなるからな。その時は、頼んだぞ」
「はい」
そして、私はその日、今まで以上にしっかり仕事に取り組んだ－。
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