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ヒューやん
みなさんこんにちは。洲原敷いちろうです。
ここんところ、会社に支給された携帯を私用しまくってハンズフリーで聴いてまして。
正直、いつかかってくるか解らん携帯じゃあしょうがねえか。
先日、おっ。って思ったのは懐かしのジャズロックでごわした。
ヒューやん。ヒュー・ホッパーって知ってます?
(注)ジジイ。もう生きてません。
カンタベリーの爆弾魔と呼ばれていた毛なしですわ。
第1回でワイアットやったんですが、ワイアット語ると自然に出てくるのがヒューやん。
何しろワイアットのキャリアはヒューやんと共にあったんですわ。
正確にはホッパー兄弟と。兄貴のブライアンと弟のヒューやん。
ワイアットのデビュー作、ワイルド・フラワーズにはホッパーがいたし。
(注)左からブライアン、ワイアット、コフラン、そしてヒューやん。
キャラバンのドラムとソフト・マシーンのドラムと組んでいたベーシストがヒューやんです。
ヒューやんと言えばベース。ベースと爆弾とレモン。あとは金困。
(注)金困で裸
ソフツのファーストが出た頃、ヒューやんは金がなくてバイクをバイク王に持っていこうとしていました。
その後、オリメンの陰キャエアーズがトンズラしてしまい、リーダーのラトリッジ困っちゃって。
チャーやんでも引っ張ろうかー。歌は歌わせねえよぐにょーん(身長4メートルが6メートルに伸びた)。
ラトリッジはチャーやんにベース弾かそうかとか考えてましたが、気付けば背後にいた爆発魔の気配にビクッとなっていました。
あー。お前がいたな?やれんの?
任せろ。エアーズの奴は矢鱈家族だろ俺達。とかって家族だ連帯だのひけらかすが、いざ困った時は屁すら他人にこかす野郎だ。
シリルだって置き去りにしてやがる。(シリルはエアーズの元嫁) 俺はやめたりしねえよ。正確には83年くらいまではぶぶぶぶぶんぶぶんぶんぶん。
そして、ソフツのセカンドから加入したヒューやんは、ベースをめっちゃファズらせた独特な浮遊感を表現、お前に捧げる歌。でも聞いてねえしお前等の名曲を量産しまくり、83年ソフツのシックスでクビになりました。
小生が聴いてたのはクビになった随分先、イレイン・ディ・ファルコと組んでいた頃のアルバムですよ。
ヒュー・スコアってバンドがあってね。
こいつは元々ケイヴマン・シューストアって靴屋さんだったんですが、ヒューやん入ってケイヴマン・ヒュー・スコアになり、やがて気付いたらケイヴマンすら消えてただのヒュー・スコアになっちゃった。
(注)結構好き。
何だろう、俺色に染まれぶぶーんってこと?
確かにヒューやんがソフツ辞めたのは、リーダーのラトリッジと新参もののカール・ジェンキンス(ソフツ乗っ取り屋)にムカついたからだが。
だからってジェンキンスはソフツをジェンキンツにしたりはしてないよ?
ヒューやんがうろつき入り込んだバンドは、全部ヒューっぽい名前が付くからすぐ解る。
ヒュージのア・リマーク・ヒューメイドとかヒューミのデューンとか。
(注)ホッパーとクレイマー、の奴。
(注)ヒューやんの遺作。
意外に目立ちたがり屋なヒューやんが加入したヒュースコア。これがいいのさ。
ケイヴマン・ヒュースコアにはお前に捧げる歌。でも聞いてねえしお前が収録されとるし。
2作目のハイスポット・パラドックスには、ヒューやんの最初のソロアルバム1984(オーウェルのディストピア小説)のミニラブが収録されとります。
(注)1984。こんなジャケットあったんだ。って奴。
小生が唸ってたデルタ・フローラに至っては、初っぱなにワズ・ア・フレンドってワイアットの曲が、ゲストにソフツ時代のサックス吹きのエルやん、エルトン・ディーンがいて、フェイス・リフトってソフツの究極ナンバーがそれぞれセルフカバーされとります。
権利がうるさい?安心しろ聞いてねえしお前もミニラブもフェイス・リフトもワズ・ア・フレンドも全部ヒューやん作曲だから。
ソフツのバージョンもいいが、ヒュースコアバージョンのフェイス・リフトもいいなあ。
個人的に小生は、ヒューやんはジャズやってるくらいがいいんだけどなあ。ナイトのおばさんとかキーやんとやってた頃の。
(注)ゴーウェン、ゴーやんが生きてた頃にエルやんと。なんか写り混んでるがただのおっさんだから気にせんでよかよ。
フランシス・ナイトのおばさんはめっちゃブライアン派閥の人だし。
ヒューやんが死ぬ前にブライアンのアルバムに参加してたしね。
やっぱりヒューやんはいい。プログレからカンタベリーに行った時、ヒューやんのアルバム異常な熱意でありったけ集めてたくらいだし。
もう一生分ヒューやん買っちゃったから、今更集める気はないけど。
ホントにいいよヒューやんは。今日はおしまいまたねー。音楽あれやこれや。
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