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「さ…斉藤!」
普通の顔をして車へ向かって歩いて来る斉藤
「どうした?慌てて…」
「どうしたって…今オマエ…」
「あぁトイレ…」
「は?トイレ?」
「展望台に向かって歩いてる時に言ったじゃん!
トイレ行って来る!って…」
確か僕は斉藤とずっと並んで歩いてはいたはず
手を振る女性を見てそのまま斉藤は林へ…
「は?手を振ってる女?」
斉藤は知らない…
僕は誰と会話をしていたのだろうか…
誰を止めたのだったのだろうか…
僕は思う
あのまま林へ入っていったなら…
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