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「…私の、大好きな人なの。彼が言ったの…
私が… …夜子が欲しいって。
だから私も… …あなたが欲しい」
隣に立つ律に笑顔を向ける。
律に、伝わっただろうか…?
この写真が夜子の
返事だということが… …
突然、ふわっと抱きしめられる。
ずっと、ずっと求めていた温もり。
あなたが好き。
あなたが欲しい… …
律の腕の中で自然と涙があふれ出す。
それは、幸せの涙…
そして、律が耳元でささやいた。
夜子の大好きな、甘い甘い優しい声で… …
「とっくに、夜子のものだよ」
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