第1話 とある少女の憤り

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第1話 とある少女の憤り

 もどかしい。  高校1年生の勝木成美(まさき なるみ)は憤っていた。 もどかしい! ニュースを見ていると腹の立つことばかりだ。 どこかの国がどこかの国に侵攻したとか、1つの国家をかかげる国が他の国に横暴を働いているとか、内戦とか。 何かできることはないのか。私なりにできる、私にしかできない、世の中を変える方法。 少しでもできそうなことをやってギネス記録に挑戦するとか。 そうだ。何でも屋をしよう。成美の何でも屋。 世の中を変えるには、まず自分の身近な人の悩みから解決してギネス記録に挑戦しよう。ギネス記録に認定されたら、少しだけど世界が動くかもしれない! こうして成美はその日から「看板をかかげない何でも屋」を始めた。 つづく
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