初候~玄鳥至 (げんちょういたる)

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4/9 旅行の俳句を詠んだのがきっかけになって、日本海に行きました。 しかも夜行です。 はい、衝動的な人間ですw e7f03392-c44d-4eaf-8e41-7fc09286d746  夜桜の下に待つ人睫毛の影 一人旅の句じゃつまらないので脚色します。彼女(妄想)との夜のドライブってなことで。 de3841ca-f5d4-4fbf-9761-fd047675094c 群馬県伊勢崎市です。三日月がきれいでした。例によってほとんどわかりませんが。 「助手席で寝ちゃいけないんだよね」と言っていた妄想彼女はすやすや寝息をたてています。  ふくらみし春三日月に魅入られぬ 偶然映っていたものですが、妄想がスマホのカメラに忍び込んだような。 1108e251-49fa-4e80-a04e-d1dbbebd74a7 起きたのかな。  顔埋め君のにおいと春ショール ひざ掛けにしてましたが、元はストールです。 4b0fbccf-fee2-487b-b802-d159baf35ce8 群馬県沼田市です。日付けが変わりましたが、まだまだ元気です。 あ、ここでの日付は俳句を詠んだ日です。詠んだらすぐにエブリスタの写真かツイッターにアップするので、ズレはありません。 俳句の内容にエブリスタとツイッターでズレがあったりするのは、推敲しているからです。  春の夜記憶と予感ねばりつく  手のひらの違う感触春深し 10年以上前の海を思い出しています。 5時頃に新潟県上越市の海岸に着きました。風が強く、寒かったです。 5e087a08-3b0b-4321-abf0-a3fb79e36efb  春のあかつき慕はしく寒さも風も 58951d34-ede2-4c1f-a5d2-d979bec95181 朝5時半過ぎの写真です。  魂のゆく方なるか春の空 「魂は空にはないよ君のそば」と妄想彼女は言います。 「それって俳句?」 「俳句になってる? ふーん、わりと簡単だね」 75d3d7e3-d8cf-4890-8f4d-7c0fc56d4ae4 彼女:『見られても見られなくても波は来る』どう? わたし:哲学的だぁ。しかも量子力学的でもあるし。 494b93f8-c5e8-47dc-bc64-c6ed7e9c5af3 彼女:手紙入ってないね。 わたし:今どき瓶に手紙入れないでしょ。 彼女:わざわざメールをプリントアウトして瓶に入れてもね。……おー! 一句できた。 『ラブレター海の国から届きます』 彼女の俳句って季語がないなぁって思ったけど、なぜ俳句に季語が必要なのかという問題はややこしい。 すごく極端に言うと、ただの独り言やキャッチコピーを詩らしくするための手段のような気がする。 逆にお茶のペットボトルに載ってる俳句の多くは恋愛がテーマだから、季語がなくてもいいのかもしれない。 古今東西、恋愛は詩の中心なのに俳句は恋愛の要素が少ない。⋯⋯ 彼女:ねえ、どうなのさ。 わたし:ロマンティックでいいじゃない。返事がまた不法投棄になりそうだけど。
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