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旅行の俳句を詠んだのがきっかけになって、日本海に行きました。
しかも夜行です。
はい、衝動的な人間ですw
夜桜の下に待つ人睫毛の影
一人旅の句じゃつまらないので脚色します。彼女(妄想)との夜のドライブってなことで。
群馬県伊勢崎市です。三日月がきれいでした。例によってほとんどわかりませんが。
「助手席で寝ちゃいけないんだよね」と言っていた妄想彼女はすやすや寝息をたてています。
ふくらみし春三日月に魅入られぬ
偶然映っていたものですが、妄想がスマホのカメラに忍び込んだような。
起きたのかな。
顔埋め君のにおいと春ショール
ひざ掛けにしてましたが、元はストールです。
群馬県沼田市です。日付けが変わりましたが、まだまだ元気です。
あ、ここでの日付は俳句を詠んだ日です。詠んだらすぐにエブリスタの写真かツイッターにアップするので、ズレはありません。
俳句の内容にエブリスタとツイッターでズレがあったりするのは、推敲しているからです。
春の夜記憶と予感ねばりつく
手のひらの違う感触春深し
10年以上前の海を思い出しています。
5時頃に新潟県上越市の海岸に着きました。風が強く、寒かったです。
春のあかつき慕はしく寒さも風も
朝5時半過ぎの写真です。
魂のゆく方なるか春の空
「魂は空にはないよ君のそば」と妄想彼女は言います。
「それって俳句?」
「俳句になってる? ふーん、わりと簡単だね」
彼女:『見られても見られなくても波は来る』どう?
わたし:哲学的だぁ。しかも量子力学的でもあるし。
彼女:手紙入ってないね。
わたし:今どき瓶に手紙入れないでしょ。
彼女:わざわざメールをプリントアウトして瓶に入れてもね。……おー! 一句できた。
『ラブレター海の国から届きます』
彼女の俳句って季語がないなぁって思ったけど、なぜ俳句に季語が必要なのかという問題はややこしい。
すごく極端に言うと、ただの独り言やキャッチコピーを詩らしくするための手段のような気がする。
逆にお茶のペットボトルに載ってる俳句の多くは恋愛がテーマだから、季語がなくてもいいのかもしれない。
古今東西、恋愛は詩の中心なのに俳句は恋愛の要素が少ない。⋯⋯
彼女:ねえ、どうなのさ。
わたし:ロマンティックでいいじゃない。返事がまた不法投棄になりそうだけど。
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