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サンタナ山
翌朝、目を覚ますと、また街を目指し歩き始めた。
山に入ると今まで遭遇したモンスターとはまた違ったモンスターと遭遇する。
体長2m程ある《スネーク》。
幹に顔があり、枝を鞭のようにして襲ってくる《人面樹》。
ゼリー状の《スライム》。
硬い甲殻に覆われた《キャタピラー》
このあたりのモンスターも初級魔法で倒せるレベルなので順調に山を登っていき、3時間程で頂上へと到達した。
頂上からは山の反対側が見え、遠くに町が見える。
「あそこに見えるのが《セントパーク》の街です。」
下山し、街へと向かう。
道中は街の事について色々と聞いた。
ソハラ国は新興国で建国して100年程になる小さな国だが、《クィーンローズ》国の同盟国として、平和で治安の良い国との事。
セントパークはソハラ国最大のクラン《トワイライト》によって拓かれた街との事。
オークに捕らわれていた女性達の中で色々と教えてくれたのはサーシャという宿屋の娘
だったのだが、いくあてもない俺は、街についてからしばらく彼女の宿屋でお世話になる事になった。
街に着いた所で、サーシャ以外の女性達とは別れ、各々自分達の家に帰って行った。
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