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「皆さんの話はよくわからないけど、僕の意見ですが偶然起きたことだと思います。深く考える必要はないと思います」私はそこまで言うとまた意識が遠のいた。
「三田君、大丈夫か?」と声が聞こえたがそこまでで記憶はなかった。
気がつくとどこにいるのかかわからなかったが周りを見てみると保健室のベッドの上らしいところにいることがわかった。
「三田君がいきなり倒れたけど、大丈夫らしい」
保健室の教師と教頭は話していた。
声は出せそうだったが恥ずかしいので、黙って寝た振りをしていた。
「三田君まだ寝ているかな?」
教頭は言った。
「職員会議は終わったよ。いい意見を出した直後に寝はじめたので病気を疑ったけど、大丈夫かな」
私は黙って目を閉じていた。
「まだ気がつかない」
私はまだ寝た振りをしていた。
「三田君は病気ですかね」
「いきなり眠りはじめるというのは病気かもしれないです」保健室の教師に言われた。
私はますます目を開けにくくなった。
私は黙っているのが苦痛になってきた。
教頭はいなくなったのかと思い、目を開けてみるとすぐそばに立っていた。
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