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シン ?…
❀01.❁°˖✧
ごめんね …
でもワタシは …
シンとなら
生きていける かなって …
もう 怖くって …
怒りだしちゃった
主人から逃げたけど …
こんな狭い国の なか …
しかも いまの世の中
情報収集も簡単な
だから 実際に走り回る事もなく
この国のどこでも 隅々までも
" シルコト ” が 簡単なのに
それでも?
こんなになんでも デキてしまう
残酷な強い主人から
逃げた のは
やっぱり 無謀だったのかな …
ワタシ やっぱ 頭悪る ぃ
 ̄
そんなにも
主人は恐ろしい人 …
ワタシが一緒に居たいと思った
シンは 賢いけど
少し単純な? ところもあるもんね …
だから …
ワタシにこんなにしてくれるのだって
最初は … もしかしてシンの 正義?
の ためで そんなに? きっと
深くは考えてなかったのかもしれない
のに?
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「 は ?
す いません ! 」
「 え ?
な に ? 」
「 はい ?
あ … 初めまして ?
本日から … 」
「 ちがう ! 」
「 ね ! " すいません ”
じゃなく て
" スミマセン ”
だ ・ け ・ ど !
瞳が茶色 ね あんた
日本語ワカラナイの ? 」
… え?…
ワタシはビックリして 初対面の
カノジョを 見つめてしまい …
「 ヤメテよ !
" 睨まないで ” よ !
態度 悪ぅ !
や !
あ ! ねぇあんたさ?
あんたみたいなの
なんで 働く の ?
奥 様 の !
ひまつぶし ?
や ! だぁ⤴
どうせ いまさら
働き出しても
な~ん に も !
できないくせにね!」
「 いえ …」
「 え ?
" い え ” ? そう ?
たいした自信ね !」
「 いえ ! そうでは
なくて です !」
「 ほら !
" 日本語 ” !
おかしい ! 」
「 スミマセン … 」
… そうなんだ …
上手く いか ない …
ワタシは やっぱり ?
甘かったのでしょうか
この世の中を
ナメテいたのでしょうか …
… け ど ?
『 うるさい ぞ !
電話に声が入るだろ!
じゃま だ !
だまれ ! 』
… え ? …
" それが! ワタシにとっての
運命のヒト との 遭遇 “
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フフッ♪
だったっけか …
で いつのまにか?
こんな事になってって?
それ …
シンは
" こんな事になるなんて ”
って ならないかな …
これ 判ってたのかな …
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―
「 … ん ?
メッセージにする ?
それとも電話か ? 」
「 あの …」
「 ん …」
「 主人 が … 」
「 スマホチェックするのか ? 」
そ ? … わかるんだ …
「・・・・」
「 そか … なら
メッセージにしようか 」
「 え ?」
… どうして ? ん ? 電話の方が
履歴だけで 内容までは分からないの
に? …
「 ん … あのさ 例えば … な
" 書類 “ を 頭に さ
『 書類は15分ほど
遅くなります 』
とかさ … 」
「 ん ? 」
… そか ! へぇ … それなら …
判らないかも …
「 どだ ? 」
「 う … ん 」
…ウ~ン
「 それに …
時間は18時 だと
オカシイから 10とって
8時とかにする … 」
… ぇ--- ! ぁ …
…ウン
「 は … ぃ 」
「 だから …
『 8時45分の書類作成は
難しいので
30分遅れになります 』
とかさ … 」
ぅ---- わ!
… す ご …
こういうとこ ? ワタシには無理 !
なんで こんな事 思いつくんだろ …
フフッ! おもしろい!
シン …
なんでもできちゃって!
なんか 堂々としていて ?
だから 頼りになる ? 安心する ?
フフッ …
「 … はぃ 」
「 で !そんなカンジで
遅くなる時もあるけど
それなら早めに連絡するから
モデルで 時間つぶしてㇿ! 」
へ ?
… なるほ ど …
…ウンウン
「 はぃ …」
「 ん ? だろ ?
" 完 璧 ” だ な ! 」
… え ? そんなに ?
なんでも 自信家 ? な シンは
両手でハンドルを握ると
前へ向き直し 得意そうに ?
胸を張る …
…フフフッ♪
「 … はい
完璧です… 」
ウンウン♪ … なんでか このカンジ
子供みたい ? ぽい ?
やっぱ おもしろ い!
… ウン♪ ワタシ も …
シンとお話し するの 楽しい!
フフフㇷ♪
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… そ だ よ これ …
ワタシタチ お話し してた
だけ なのに ね …
それだけなの に …
それなのに ? これ …
主人 は どうして分かったんだろ
で これ ? そんなに怒る の ?…
ね … だよね …
きっと さ …
こんなに主人は厄介だって
シンは知らなかった よね …
ごめんね …
そうなの …
それでも …
ワタシ は
シンと一緒に居たいけど
いいかな …
だって!
あんなに ずるがしこい!
冷徹な! 自己愛者な!
主人なんだもん!
でも …
シンはそれで良かったのかな …
シンまで … こんなに …
この世の中で生きづらくなるなんて …
こんなに だよね?
ワタシと一緒に居るから?
苦しめられるのか!
なんて ね …
思うのかな …
それって …
ワタシのセイで だもんね …
シンからしてみたらやっぱ
" こんなハズじゃぁ … ”
だよね …
シン … ごめんね。
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