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一度澪の荷物を取りに寄ってから日比谷家へ。
「ただいま~」と奈々が中へ声を掛けると、靖子に抱っこされた音々と凛も出てきた。
「あらあら、澪ちゃん。体調は大丈夫?」靖子も心配してくれている。
「はい。それが、湊斗に話すのはもう少し先になるので、ここだけの話にしていただきたいんですが、赤ちゃんが出来ました」
「きゃ~、おめでたい!」
「えっ、澪お姉ちゃんに赤ちゃんが生まれるの?楽しみ!僕、面倒みるからね」頼もしいお兄ちゃんだ。
「ありがとうございます。靖子さんに凛くん、本当にお世話になると思います。よろしくお願いします!」
「靖子さん、ビックリするわよ!」
「奈々ちゃんもうビックリしてるわよ」
「そうじゃないの。澪ちゃんから言ってね」
「「??」」靖子と凛は疑問顔。
「実は…双子なんです」
「「…」」ふたりはポカンと口を開けている。
奈々は、靖子と凛の反応が面白くて笑いだした。
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