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👑飴とプリンセス👑
ねぇ聞いて
私の手からはね、飴が出るの
そうよ、あの食べる飴
だから私は甘いものに困らない
いつでも好きな時に出せるから。
ある時わがやにお客様がやってきた。
ぴんぽーん
「はーい」
そこにいたのは
頭にティアラがきらきら輝き
うすい水色のふわふわのドレスを着た
お姫様。
とりあえず、わがやにお招きしようとしたら
お付きの方がぞろぞろ入ろうとする
ぞろぞろぞろぞろ蟻さんかい。
そこで執事さんだけ入っていただき
お姫様にご用件をお伺い。
なんでもお姫様の隣の国が戦争を
しかけてこようとしているらしい。
こちらも向こうの国民も
だーれも戦争なんかしたくない。
だけど隣の国のトップだけが
狙ってる。お姫様の国を狙ってる。
そこでどうしようかとお姫様。
お姫様はすごい力の持ち主だった。
人々がお互いに幸せになる
ことをするパワーを発揮させる
力の持ち主。
そして、お付きの執事さんは
風でどんな物でも運べるすごい人!
そうしてお姫様がいうのには
あなたの無限に出る飴に
お姫様のパワーを転写して
それを執事さんの風で
世界中の人々に食べさせようという
計画だったのだ。
それはすごいねぜひやろう。
私達は近くの小高い丘の上に登った。
ぞろぞろぞろぞろお付きの人も来たけれど。
私はちょっといたずら心を出して、
飴をハートの形にしちゃったよ。
するとお姫様もにっこり笑って
綺麗な真っ赤なパワーを
飴に転写。
飴は金太郎飴みたいに手からでてくるから
執事さんが次から次へと
風で飴を切っては空へ散らばして
あちこちあちこち飛んで行く。
それをずーっと私達はやっていた。
結果。
世界中の人々が風が運ぶ飴を食べて
お互いを幸せにすることをしたので
戦争は起きませんでした。
ねぇ聞いて
私の手からはね、飴が出るの
そうよ、あの食べる飴
だから私は甘いものに困らない
いつでも好きな時に出せるから。
了
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