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母親を早くに失くしたあたしにとっては、四人のお母さんみたいなものだ。
三子おばさんが、首に巻いていた真っ赤なスカーフを外しながら、言う。
「いつみ、四子言われるまでもなく、いいモデルの男の子、用意してるから!」
「ええっ?!」
あたしは、急な展開に驚いた。
「スバル、入って来て~!」
三子おばさんが、真っ赤なスカーフを振り、隣の部屋に向かって言った。
すると、隣の部屋のドアが開いた。
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