夢?……妄想?……それとも……

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「アルト、どうする?」 囁きながら、神官長の唇がアルトの頬から首筋を辿り、神官長の乳首とアルトの乳首を重ねて焦れったい動きで刺激されてツンっと立ち上がったアルトの乳首に吸い付いた。 「あぁっ……」 ビリビリと腰に来る甘い甘美な刺激に首を振るアルトを、乳首を舐めながら見上げる神官長は、芯を持ち始めた下半身にも手を伸ばしてヤワヤワともどかしい動きで刺激して来る。 「アルト……」 名前を呼ばれ視線を向けると、アルトを見つめながら舌先でチロチロとアルトの乳首を舐めてから強く吸い上げた。 そしてアルトの寝間着のパンツの中に手を差し込んでアルト自身を直に触り始めた。 「し……んかん……ちょうさま……ダメ」 必死に理性を手繰り寄せ、首を振って抵抗するアルト。 すると神官長はアルトの下の寝間着を下着事脱がすと、勃起したアルト自身の上に跨りアルトの手を掴む。 そして神官長のピンク色の乳首にアルトの手を置くと、腰を揺らしながら何やら枕元から小さな瓶を取り出してアルトの身体と神官長の密着した部分に垂らして行く。 「あぁ……」 アルトは甘い時を吐きながら、勃ち上がっている自分自身を神官長の尻の割れ目で擦られてアルトの腰も無意識に揺れている。 アルト自身の先端から、先走りが滲み出すと 「あぁ……神気が……溢れ出して来た」 うっとりとした声で呟き 「アルト……私を抱きたくは無いのか?」 腰の動きを止めて、潤んだ目で神官長がアルトを見下ろす。 白い肌が朱色に染まり、欲情に濡れた眼差しはまるで淫魔のように妖しい。 すると、余裕でアルトを翻弄していた筈の神官長の息が荒くなり 「ダメだ……我慢出来ないっ……」 そう呟くと、アルト自身に手を添えて神官長の後孔にアルトの先端を充てがった。 「あぅっ!」 ゆっくりと、神官長の身の内にアルト自身が飲み込まれて行く。 ウネウネと温かい壁がアルト自身に吸い付くのを感じ、アルトが仰け反る。 腰骨に神官長の尻が当たると、神官長はアルトの腰に手を当てて 「あぁっ!凄い!!」 と歓喜の声を上げた。 その時、神官長の髪の毛がアルトと同じ金色に輝き出し、腰を揺らす度に輝きが増すのを感じた。 「アルト……太陽の神子よ、私と交わりその力を分け給え!」 そう叫び、神官長の腰の動きが早くなる。 「神官長……様、そんなに激しく動かれたら……」 激しく腰を振る神官長にアルトが呟くと 「アルト……私を求めよ……。アルト、アルト……」 唇が重なり、アルトは我慢出来なくなり神官長の腰を掴んで下から突き上げた。 重ねた唇の中で、神官長の歓喜の声が響く。 パンパンと激しく肉同士が当たる音が響き渡り、アルトは強烈な快楽に溺れて行く。 神官長を抱き締め、身体を反転させてベッドに沈めると、美しい神官長がうっとりとアルトを見上げた。 「アルト……私を抱け……。激しく求めろ……」 そう囁かれて、アルトは神官長の身体を欲望のままに求めた。 神官長の白い肌に、アルトが印す所有の証が一つ……二つ……と刻まれる。 腰を打ち付けながら、ピンク色のアルトにむしゃぶりつかれるのを待って立ち上がる乳首に吸い付いた。 「あぁっ!」 神官長の歓喜の声に、アルトは夢中になって神官長を求めた。 (ヤバい……もう、出そう!!) そう思って気を逸らそうとしたアルトに 「出せ!アルト。私の中に、お前の欲望を全て……」 と叫ばれ、アルトは欲望を吐き出す為に激しく腰を動かす。 「あっ……あっ……素晴らしい、アルトの神気が……私の中に……」 アルトにしがみつき、腰に足を絡めて神官長がアルトに合わせて腰を激しく振る。 自分の中の熱い塊がせり上がるのを感じ、そのまま神官長の中に吐き出した。 「あぁっ!」 「出る、出るっ!あぁっ!」 欲望を吐き出し、神官長の上に崩れ落ちると、神官長はアルトの髪の毛を優しく撫でながら 「アルト……やはりきみは、紛れもない太陽の神子だ。分かるか?私の身体に、アルトの力がみなぎっている」 うっとりと自分の両手を見つめた後、アルトの頬に両手で触れると 「アルト、そなたは私の運命の番だ!誰にも渡さない」 そう呟いた。
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