B面以上、A面未満

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「ねえ、あの曲どうだった?」  前を歩き出した私の背中に、宏哉の声が飛んでくる。  少し悩んで、こう答えた。 「B面以上、A面未満かな」  なにそれ、と笑う宏哉が隣に立つ。歩幅を合わせて、今日からまた私たちは二人で歩き始めた。
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