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そういえば
前回のあらすじ!
なんと俺の友人は異世界転生者だった...?
「なぁ、壮馬。」
俺は一時的にモニターから目を離し、右が黒、左が赤というオッドアイを壮馬に向ける。
「はい?なんですか?」
彼は俺に奇怪な目も向けずに純粋な目をしてこっちを見つめてくる。
「お前って晴の幼馴染だったよな」
「そうですね」
何を言い出すのか分からないとでも言いたいような顔をしている。
「えっと、何を言いたいんですか?」
...マジで俺ってエスパー?
「あー、晴は昔、なんか奇行してたのか?」
「嗚呼。そうですねぇ...」
どうやら彼が言うには、
・道端の草を食べる
・少し綺麗な石を魔法石と言い売る
・人の家のタンスを勝手に漁る
・人の家のツボを勝手に割る
・やたらと周りを警戒する
・友達の作ったスライムを殴る
etc.
なるほど。確かにこれは、前世が勇者というのも納得が...
「因みに全部高校での話ですね(*^^*)」
「(゜д゜)」
なんという事だ。16ならもう常識を身につけるはずなんだが...相当なアホだったのか...
「因みに俺はひとより耳が10倍いいですよ!」
「(゜д゜)」
おいサラッと人間卒業してんじゃねーか。
これは...もしかしたらこの部署全員人間卒業してるのかもしれねぇ...
目の前の壮馬は凄いでしょ?とでも言いたいような...
「凄いでしょ?凄いですよね?」
もしや無意識なだけで俺も人間卒業してる....?
「ワースゴイスゴイネー」
俺はその場をとりあえず流し、仕事に戻る事にした。一日に詰め込みすぎだ馬鹿野郎。
「えーそんな反応ですかー?」
「....」
いちいちウザイなこいつ
「さっきから何を話してるんですか?(-ω-?)」
こいつの名前は奈々。表情が人より何倍も豊だ。(そして可愛い)
「奈々。実はこいつが人の10倍も耳がいいと聞いてな」
「えぇー!?( ゚д゚)そうなんですか!?Σ(゚д゚;)」
少しオーバーなくらいに驚いていることを見ると、彼女も知らなかったっぽいな。今すぐ知らなかったぁ〜と言
「知らなかったぁ〜Σ( ´・ω・`)」
........
「だから壮馬くんに隠し事出来ないんだぁー(´Д` )」
「それはお前の顔に出やすいだけだろ。」
「そうだよねぇー(*・∀・*)」
自覚してんのかよ
「じゃあ何とかしろよ...」
「えぇー...(・ω・`)圭吾くんの反応面白いんだもーん(^ω^)」
すげぇムカつくな....ここには本当に可笑しいやつしかいないのか...
「おーい。会議始めんぞー」
「「「「「はーい」」」」」
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