ずっとふたり

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ずっとふたり

「美味かったな、カッコいいふたりだったし」 『うん…俺たちも大人になっても一緒にいられるかな』 「そうだな、そうだといいな」 そこからは、なんとなく…ホントにただなんとなくふたりで並んで無言で歩いて…同じ場所を目指していた。 マンションのエレベーターの中で先に口を開いたのは慎だった。 『和弥…疲れた?』 「ううん、大丈夫…シャワー浴びたいな」 『…っ』 「ふ…」 ガチャン ドンッ 玄関ドアのロックが掛かった途端、俺は慎にマジの壁ドンッ…されて…気づいたらキスされてた。 「んっ…」 『和弥…和弥…』 シャツの裾から慎の熱い手が忍び込んで来る。 「あっ…慎…あっつ…」 首すじに吸いつかれながら、シャツのボタンが外されていく。 『はっ…和弥…俺…ヤバい…好きすぎて壊してしまいそうだ』 「バカ…壊れねーよ…そんなヤワじゃねぇ」 『和弥…和弥…』 泣きそうな声で俺の名前を呼びながら、息ができないほど強く抱きしめられる。 強いヤツだと思ってたけど、やっぱり、寂しかったりするんだろうな。 「どこにも逃げたりしないから…お前も離さないでくれよ?」 『俺には和弥しかいない、ずっとだ』 「よしよし、わかったからシャワー行こうぜ」 『一緒に…いいか?』 「最初からそのつもりだよ?」 シャー… ちゅ…ちゅ… 『和弥…好きだ…マジで、おかしくなりそう…』 「わかってる…俺も大好きだ…あ…ん…」 全身にキスが降ってくる…その綺麗な唇が俺の勃ち上がったモノを捕える。 「うぁ…慎…あぁん…」 咥えられたままで、手が孔まで忍び寄って来る。 ジュブジュブ…グチュグチュ… 「ああっ…慎…慎…ダメ…イくぅ…」 はぁはぁ… ゴクン はぁはぁ…はぁはぁ… 「あ…慎…お前のも…」 『いや…俺がイくのは、和弥のナカがいい…いいか?』 「うん…来いよ…」 指で充分に拡げられた俺の孔に、慎の大きなモノが照準を合わせる。 『キツかったらちゃんと言えよ?』 「わかってる」 『辛かったら殴ってでも止めてくれ』 「慎…早く…」 俺は壁に手を付き尻を突き出したままおねだりをする。 グチュ… 「はぁん…慎…熱い…」 『和弥…平気か?もう少し力抜ける?』 「ん…すぅ…はぁ…いい?」 『ああ…和弥…先だけでも気持ちイイから、無理すんな…』 「大丈夫っ…もっと深く…」 『っ…和弥っ…煽んな…』 ずちゅっ… 「は…慎…熱い…」 『もう少しで、全部だ…キツ…』 慎は俺を気遣って、ゆっくりゆっくりはいって来てくれる…痛い…入口が灼けるようだ。 『和弥…大丈夫?』 「うん…いいから、奥まで来いよ」
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