ふたりの願い

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ふたりの願い

約束のキスを交わして、眠りにつく。 「ん…んん…」 『どした?』 「まだ…慎のが挟まってる感じがして…」 『おい…煽ってんのか?』 「違うって…マジで、まだ入ってる感じがして…」 『明日朝、起きたら覚悟しろよ?今夜は我慢してやる…切れてないのは確認したから大丈夫…薬塗っとくか?』 「んーん…嬉しいからこのままでいいや」 『まったくお前は…クソ可愛いな!』 「んー、慎…おやすみ…」 『和弥…愛してる、おやすみ』 こうして俺たちの甘い夜は終わった。 チチチチチ…日曜日の朝… 『和弥…おそよう』 「ん…慎…?おはよう」 ちゅ…ちゅ… 「んん…はっ…」 また一日が始まる、こんな朝がいつまでも続くといいな。 まだ高校生だけど、大学生になったら離れ離れになるかも知れない。 それでも…今は… 強く…願う… 「慎…お願い…ずっと…一緒に…」 ちゅ…ちゅ… 『うん…和弥…俺たち…ずっと…だ…』 END
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