42人が本棚に入れています
本棚に追加
ふたりの願い
約束のキスを交わして、眠りにつく。
「ん…んん…」
『どした?』
「まだ…慎のが挟まってる感じがして…」
『おい…煽ってんのか?』
「違うって…マジで、まだ入ってる感じがして…」
『明日朝、起きたら覚悟しろよ?今夜は我慢してやる…切れてないのは確認したから大丈夫…薬塗っとくか?』
「んーん…嬉しいからこのままでいいや」
『まったくお前は…クソ可愛いな!』
「んー、慎…おやすみ…」
『和弥…愛してる、おやすみ』
こうして俺たちの甘い夜は終わった。
チチチチチ…日曜日の朝…
『和弥…おそよう』
「ん…慎…?おはよう」
ちゅ…ちゅ…
「んん…はっ…」
また一日が始まる、こんな朝がいつまでも続くといいな。
まだ高校生だけど、大学生になったら離れ離れになるかも知れない。
それでも…今は…
強く…願う…
「慎…お願い…ずっと…一緒に…」
ちゅ…ちゅ…
『うん…和弥…俺たち…ずっと…だ…』
END
最初のコメントを投稿しよう!