1人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
許してほしいとは思わない。
いずれまた同じことが起きる。
それでもやっぱり、私たちは離れられない。
数センチの距離が、傘を差すと数十センチの距離になって、傘を閉じたらまた数センチになって。
そんなことを繰り返しながら、傷付けあって、最後にはどちらかがいなくなる。
そういうものなんだ、多分、これは。
それでいいんだと、思えてしまうんだ。
彼女がどうかは、知らないけれど。
最初のコメントを投稿しよう!