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いつだって噛み合わない人だったなぁ、とか。
そうやって離別した誰かとのことを振り返って考えたりするのにも、結構慣れてきてしまっている自分に気付いてしまったりして。
タバコのフィルターを強く噛み潰す。
自分がどれだけその時その時を適当に緩く生きていたかがよく分かる。
だって噛み合っていないその時には、そんなこと考えたりしなかったのだから。
とはいえそうやって何となく俯瞰した目線で見れるようになったと言うのは、それはそれで。
まあ、色々なコントロールが上手くなったと言えるだろうし。
逆に、エネルギーを持続させる気力が減ったとも言える。
腹を立てると腹が減るのだ、人間は。
そうならないために目線を逸らすのも、生きていくのに必要なスキルだと言える。
………………かも?
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